Complete text -- "10/23(金) 現地調査(安居地区付近)"
24 October
10/23(金) 現地調査(安居地区付近)
現地調査報告10月23日(金)の現地調査では、安居地区付近の笏谷石製品を調査した。
以下がその調査ルートと主要な笏谷石製品と関連事項である。
(1)小名彦神社:基礎、狛犬、灯籠、鳥居、手水鉢、石橋(太鼓橋型)
非常に小さな神社ではあるが魅力的な神社である。手水鉢と狛犬をあとにする
と笏谷石でできた灯籠、鳥居、石橋ととても大きな木に迎えられる。さらにそ
の奥には本殿へと続く大階段(笏谷石製)もあり、その空間がおりなす風景に
は感動すら覚える。笏谷石製の太鼓橋は非常に貴重なものであると思われる。
(2)高雄神社 :鳥居、手水鉢、灯籠、石塔など
樹齢約500年の栂の木と樹齢約200年のアベマキが目を引く神社。境内には、
昭和16年建立の大きな灯籠があり、狛犬が縋り付いている。また、正応3年
(1290)建立の笏谷石製の七重塔がある。珍しい狛犬や六地蔵燈籠などがある
ため、一見の価値がある整備の行きとどいた美しい神社といえる。
■その他特記すべきこと(感想など)
・県外からも訪れる整備の行き届いた高雄神社も非常に興味深いが、私の場合、宮崎駿のジブ
リ映画にでてきそうな素朴な佇まいをした小名彦神社に不思議と魅力を感じる。
・日本の原風景を思い起こさせるような心安らぐ小名彦神社の雰囲気を県内外の人にも感じて
もらいたいと思う反面、この場所をそっとしておきたいという想いも生まれる神社である。
記録/T.W
「笏谷石を訪ねて」
〜地産地消1500年の歴史と文化を再発見〜の
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